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26:七夕の国

七夕の国@岩明均
七夕

全4巻。
岩明先生といえば、寄生獣やろう。

が、あの作品はでかすぎて、
即興で書いたら、やけどする。
かといって、この七夕~がたやすいか
っていうとそうではない。
ある部分では寄生獣を超えとるかもしれん。

まあ、今日は手抜きなんで、
適当に書くけどね。へへへ。

まずはあらすじを適当にネットから引用。

+++++++++++++++++;

丸川町の民俗調査に行ったまま行方不明となった丸神教授。
その教授を捜しに、講師の江見やゼミ生と共に現地に向かった南丸洋二は
現地で知り合った東丸幸子から、
自分は“丸神の血を継ぐ者”で、
その者のみが持つ不思議な力の存在について教えられる。
一方、江見とゼミ生らは
丸神山で行なわれていた秘密の神事を目撃する。
その翌日、東丸幸子の兄・高志が村に現れる。
なぜか村の住人は、この高志を恐れていた…。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4091845428.html

++++++++++++++++++;;;;

これじゃあ、なんのことかわからんな。
全4巻なんで、読むしかねえってところ。

4巻ってことで、
たいした内容がないように思うかもしれんが、
そんなことがあるはずがねえ。
しっかりとした話になっとる。

どうしたって、寄生獣と対比したがる好事家がいるやろうが、
その辺は、適当にネットで検索したらでてくるやろう。

基本的に、寄生獣に比べて、こっちの方が明るい。
その分、こっちの方の人間描写が好き。
主人公の性格的な部分やろうが、
土田世紀ほどではないが、人間臭さがある。
その感覚で、重いテーマを描いてくるから
感情移入がしやすいというか、
グッとクル部分が伝わりやすい。

特に、最終局面で、
主人公:南丸が口走る台詞は
グチャグチャながらも、すげえパンチライン。

「世界中のこと、テレビでざっと見て
わかった気になったって、そんなのウソだぜ!
(略)
世界は目で見える姿の何十倍、何百倍も広いんだ!
それに比べりゃ怖い夢も、
ハデな超能力も、小せえよ!ごくごく一部だよ!」」

これはまじで圧巻。
この辺で、寄生獣を超えたという声もあるが、
やっぱ漫画として、おもしれえのは寄生獣やろう。

にしても、上記のパンチライン。

「世界は目で見える姿の何十倍、何百倍も広いんだ」

ってのは、旅をすればまじで感じるところ。
似たようなことをYURAもいってたが、
地図で見て、テレビで見てしってるところでも、
そこには、いろんな人が生活してて、
人の数だけ人生があって、ドラマがあって、
まじでクソでかい世界なわけよ。

本で見るほど、単純じゃねえってこと。

いくら勉強したって、
それを現実でいかさねえと意味がねえ。

「人生の目的は知識ではない、行動だ」

って、へクスレー(?)だったかが
名言をのこしてるが、
知った気になって、それで終わったら意味がねえってことよ。
経験していくしかない。


にしても今日は、
はっきりいって、いい日記がかけんかった。
しゃーねー、こんなときもある。

とにもかくにも
全4巻。

ぜひ。

では、ピース。

追記。

岩明先生が現在連載中の
「ヒストリエ」。
俺は2巻まで読んでいるが、
クソヤベエ匂い。
寄生獣を超えるかもしれんな。
それは無理かもしれんが、
相当のレベルの作品。
この人の漫画には、
常に哲学がある。



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